障害者雇用
在宅勤務紹介
通勤や家庭の事情、職場環境等の様々な理由で、在宅就業を希望する障害者の方に対して以下のような在宅業務を中心に、現在、11名の方が在宅勤務しています。(H27年7月現在)
- 在宅業務
- テープ起こし
(講演、会議などで録音された人の言葉を聴き取り、その内容を文章に直す作業)
- ホームページ作成・更新
- ホームページ運営・管理
- 字幕制作(視聴覚障害者向け放送用字幕)
- 在宅勤務説明
- 長時間の勤務を避け、1日6時間勤務を基本としています。
- 業務連絡は、メール、電話、FAX等で行っています。
- また、定期的に在宅勤務の方を、社内の担当者が訪問して体調管理を含めて情報交換を実施しています。
字幕制作 ※障害者差別解消法への対応
- 視聴覚障害者向け放送用字幕(クローズドキャプション)
視聴覚障害者が放送を通じて情報を取得し社会参加をしていく上で、視聴覚障害者向け放送の普及を進めていくことは重要な課題とされている中、視聴覚障害者向け字幕制作の専門教育を修了し各放送局の字幕表記の実情を把握した制作者が、視聴者に分かり易く見易い表記で字幕を制作します。障害者差別解消法に準じた視聴覚障害者向け放送の普及促進や情報バリアフリー環境整備をお手伝いします。
- 日本語字幕(オープンキャプション)
プロモーション映像や研修映像など、お持ちの映像に分かり易く見易い表記で字幕を付与します。映像に日本語字幕を付与することにより、音声が聞き取りにくい場所や音量を下げなければならない場所で視聴する場合でも内容を把握しやすい映像になります。
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アウトソーシング事業部
デジタルコンテンツ課
井上さん
- 入社年:
- 平成17年
- 職種:
- コンテンツ作成業務
- 障害の種類:
- 頚髄損傷による体幹機能障害(1級)両上肢機能障害(2級)
- 障害の等級:
- 1級
- 入社のきっかけは?
私は今まで一般の会社に勤めていましたが、通勤や職場環境が合わなくて自分のような重度障害で働くのはやはり厳しいのかなと諦めかけてた矢先に、ハローワークに広島情報シンフォニーの求人募集があり、以前から障害者の雇用に理解がある会社だと聞いてたので迷わず応募しました。
- 今はどんな仕事をしていますか?
インターネットを使用したデジタル地図の作成業務。
- 入社してよかったと思うことは何ですか?
沢山ありすぎて迷いますが、まずは在宅業務という事。
以前に一般の会社に勤めていましたが、屋根が無い駐車場に通勤するのは雨風もあり、車椅子障害者にとって大変困難でしたから。 それと、自分と同じような障害を持つ同僚も多いので、自分だけが特別に感じる事もありません。
- 入社してどんなところに苦労しましたか?
在宅業務はそれぞれが個人宅での業務なので、地図の品質の統一化がそれぞれの障害の程度にもよるので難しいです。
- 何かスポーツをされていますか?
以前は車椅子バスケットに熱中し、県外への練習試合や大会参加もしましたがチームの世代交代もあり、今は休日の運動程度で、これからは車椅子アーチェリーをしてみたいなと思います。
- 休日は何をして過ごしていますか?
天気の良い日は夫婦でドライブや野球観戦や運動。天気の良くない日は大型ショッピングモールに買い物やテレビで野球観戦しています。
- これからの目標を聞かせてください。
これからの目標は、一つずつでもどんな種類でもいいので資格を取得していきたいと思います。
- 入社を考えている人へメッセージをお願いします。
私は健常者とは違い、多くの障害があり両手の握力も有りません。 デスクワークと言ってもマウスの操作と装具を使ってキーボードの操作が出来るくらいですが、自分のような者でも会社の一員として、社会の一員として仕事に励んでいます。 自分を必要としてもらえる場所は必ずあると信じて、自分の能力を最大限引き出せるよう努力を続けましょう。